女性のための金融セミナー 知っておきたい金融の基礎知識 第4回
- 更新日
皆さん、こんにちは!株式会社WealthLead(ウェルスリード)の濵島です。3日間の集中セミナー、ご参加いただいた方はお疲れさまでした!難しかった点、物足りなかった点、色々あったかもしれませんが、学びを少しでも実践に活かして頂けたら幸いです。
今回は、2月14日の日経新聞に載っていた、金融機関別の投資信託の成績に関するお話です。内容は、金融庁が「顧客本位の業務運営(フィデューシャリー・デューティー)」の一環で金融機関に公表を求めているもので、主に次の3点について、金融機関96社が2018年3月末時点の成績を開示したものです。
- ①運用損益別でみた顧客の比率
- ②預かり残高上位20商品のコストとリターン
- ③預かり残高上位20商品のリスクとリターン
その中で、①運用益の出ている顧客の比率、上位10社を見てみましょう。
上位3社はいずれも独立系運用会社で、自社の投資信託を自社で直接販売(直販)している会社です。いずれも「長期投資」と「積み立て投資」を理念として持っています。つまり、「長期」で「積み立て」投資を実践している投資家のほとんどは利益が出ているという結果なのです。
もちろん、基準時点の2018年3月末より前に実現益を確保して売却した投資家は含まれてない、損益状況は取り扱い投信の種類により大きな影響を受けるなど、調査方法にもまだまだ課題もあります。また、現時点での株式市場を鑑みると、今年3月末の成績はランキングに大きな変動があるかも知れません。
しかし、講義の中でも強調してお伝えしましたが、資産形成・資産運用のキモは「長期」「積み立て」「分散」投資です。目先の相場変動に一喜一憂することなく、未来を信じて一歩ずつ着実に前進していきましょう。
記事ID:000-001-20231008-000617